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【TGSインタビュー】定義できない犯人「世論」:台湾18Light Game「生命は自分で定義する」が噂の恐ろしさという観点を引き出す
〔2019-09-10〕

#編集コメント:口軽いでも寡黙でもどちらも加害者になりうる。故意ではない過失が過失でないなら、いつ過ちに気づくのか?

「インディーゲームには多様な楽しみがある。また開発チームが世界に向けて声をあげる方法の一つでもある」。独創的なストーリーや遊び方で様々な作品を楽しめる以外にも、環境保護や性差等の問題や、社会的出来事や科学技術に対する無関心への反省、社会の全体的な価値観に対する批判等についても考えさせられる。どういったものであれ、開発者達はゲームの中で時代の進歩により世に忘れ去られる価値観を正確かつ中立的に伝えたいと考えている。

18Light Gameの『Behind the Screen』では、架空の世界を舞台に台湾の社会的出来事について討議する。謎解き冒険ゲームを通じ、現実世界で起こり得る様々な問題について次々に考えさせるゲームだ。レトロ感漂う幻想的なアートスタイルに、深く考えさせらるストーリーで、2019年台北国際ゲームショウの「INDIE GAME AWARD」最優秀モバイルゲーム賞を受賞した。

いわゆる正義への疑問:社会と人生について考える旅

『Behind the Screen』は「メディア判断」と「世論殺人」をテーマにしており、ストーリー中、細部に多くの隠喩が盛り込まれている。例えば、社会が若い学生におしつける主流の価値観や性差別など、こういったものは今時ほぼ全員が直接または間接的に経験したものだ。同じ出来事でも、人生経験が異なれば連想する事や感情も大きく異なるため、プレイヤーが自身の経験をベースにして、心を触れられ、振り返れる、自分なりのゲームを作り上げたいという思いが込めてる。

プレイヤーは、ゲーム中のある特定のストーリーや出来事に親近感を抱くことがよくあるが、ゲームが進むに従い、プレイ中にそういった出来事等を振り返ることもできる。もし自分が同じことが起こったらどうだろうか、もし違う判断をしたらどうなろうか、これでよかったのだろうか、この結果は良い結果と言えるのだろうか?とプレイヤーは絶えず思考を刺激される。そしてその際の考えが実際の人生に反映され、最後には自身の人生だけでなく社会全体に対する議題についても考え始める。これが『Behind the Screen』の最も大きなねらいである。

評価の完成とプロジェクト管理が最重要基盤

18Light Gameは開発プロセスにおいて学んだ最重要事項はプロジェクトの管理であったと述べる。開発途中にチームメンバーの兵役問題に直面し、人数が少ない初期段階では、一人が欠けてもその影響力は少なくない。最後に、プロジェクトを順調に続けるべく、卒業前に作業を続けられる新人材を育成することだ。特に立ち上がったばかりの開発チームにとっては未知の困難である。しかし、最初から安定した管理モデルを確立することが非常に重要であり、適切かつ完全な評価が欠けると開発計画が進めない。これがゲームを円滑に立ち上がれる重要なキーとなる。

《Behind the Screen》の今後

《Behind the Screen》のストーリーはまだ完結していないが、近いうちにゲーム内有料購入の形で新しいストーリーを公表する。様々な登場人物の異なる角度のストーリーを通し全体的にストーリーをより深く理解することができる。また、多くのプレイヤーが待ちに待ったAndroid版や新しい言語のサポートも近い将来利用可能になる予定だ。最新情報のチェックをお忘れなく!無論、新しいゲームの開発も進行中なので、ぜひご期待ください!

※18Light Game公式ウェブサイト:https://18light.cc/