台北市コンピューター協会が主催する「台北ゲームショウ Taipei Game Show」は、2003年から数千人の参加者がいたところから、今では毎年数十万人のプレイヤーが集まるアジア最大のゲームイベントの一つとなりました。台北ゲームショウはゲーム産業の草創期の困難を経験し、世界で毎年最初に開催されるゲームイベントであり、台湾最大のゲームイベントとして、国内外のゲームメーカーに最高の宣伝プラットフォームを提供することに力を注いでいます。また、参加者に最高のゲーム体験を提供することを目指しています。2024年の台北ゲームショウでは、リアルイベントとオンラインプログラムの両方が行われ、台北南港展示センターホール1での2つの展示エリアが初めて設けられました。その中で、多くの国際的なブランドや大手ゲームメーカーが実際のイベントに参加されました。また、Taipei Game Show ONLINEでは、エキサイティングなステージイベント、ゲームプロデューサーのミートアンドグリート、ゲームの新情報の発表などが行われ、世界中からのプレイヤーやゲーム業界関係者が距離を超えて、このゲームエンターテイメントのフェスティバルに参加できるようになっています。
Asia Pacific Game Summit アジア太平洋ゲームサミット
ゲーム産業の国際交流を促進するため、2014年に創設されたAPGSアジア太平洋ゲームサミットは、毎年台北ゲームショウと同時に開催され、また不定期にテーマセッションを開催します。これまで200を超える講演やカンファレンスが行われ、各国からの重要なゲーム業界エリートが講師を務め、ゲーム開発、インディーゲーム、運営マーケティング、メタバース、AI、Web3.0、ブロックチェーン、テクノロジー応用など、ゲーム産業に関連するトピックについて講演されました。2024年には、バンダイナムコエンターテインメント、集英社ゲームズ、SQUARE ENIX、Ubisoft Montpellierなどの業界知名な講師が招待され、それぞれゲーム業界での実務経験を語りました。
ゲーム産業の需要に応えるために、2016年および2017年には日本で「アジア太平洋ゲームサミットin Tokyo」が開催され、台日のゲーム企業代表がゲーム開発やローカライズマーケティングの経験をシェアしました。2018年および2019年には「E-Sportsサミット」が開催され、E-Sportsの発展過程では、企業、政府、学校法人の三者が果たす役割が分析されました。2019年には、インディーゲーム開発者に経験シェアの場を提供するために、「Indie Salon」が開催されました。また、2022年から2024年まで、3回の「メタバーステーマフォーラム」が連続に開催され、業界の専門家がメタバースの次のステップについて議論されました。2024年には、「ゲーム開発からプレイヤー体験へ、最新技術による変革」というテーマセッションが同時に開催され、最新技術をゲーム開発に導入する経験が共有されました。将来もゲーム業界のトレンドに注目し、より多くのフォーラムを企画し、より豊かな知識体験を提供していきます。
B2B ZONE ビジネスゾーン
ビジネスゾーンでは、ゲーム業界のビジネスパーソンが交流し、ゲームの著作権を取引するプラットフォームが提供されています。展示される主な企業は、規模の大きいゲーム開発企業/パブリッシャー、運営企業、美術サウンド、電子マネーペイメントなどです。また、インディーゲーム開発チームが展示や交流を行えるための「Indie Area」の場も提供しています。ビジネスゾーンでは、展示企業とのマッチングサービスが提供され、これまでに10,000を超えるマッチング会議が成功に実施されました。また、「B2B ONLINE」では、オンライン展示、会議招待、名刺交換などの多様なサービスが提供されており、世界のゲーム産業関係者向けに定期的に商談会が開催され、年間を通じてビジネスネットワークを構築し、出展企業にさらなるビジネス機会を提供しています。2024年には、17ヵ国108社の国内外の企業が積極的に参加し、日本、韓国、シンガポール、フィリピン、リトアニアなどのゲーム産業協会と協力し、ビジネスゾーンに国際的なゲーム業界情報と交流の機会を提供し、35ヵ国、1,800人以上のビジネスパーソンが参加して、世界のゲームビジネスの機会を開拓しました。
B2C ZONE プレイヤーゾーン
プレイヤーゾーンは毎年開催されるゲームフェスティバルであり、多くのプレイヤーを引き付ける多彩なコンテンツが展示され、開催期間中には多くの出展社が多様なステージイベントを開催し、プレイヤーに様々なゲームインタラクションを提供しました。毎年、プレイヤーたちは最新のゲーム情報を待ち望み、コンシューマーゲーム、オンラインゲーム、モバイルゲーム、eスポーツブランド、デジタルエンターテイメント、VRリアル体験など、様々な新作や人気ゲームが展示されます。2024年には、プレイヤーゾーンに300本以上のタイトルが展示され、未発売の大作を含む数多くのゲームが先行プレイされ、4日間で36万人以上の来場者が集まりました。会場では、プロデューサー、インフルエンサー、プロのコスプレイヤーとのインタラクションも可能です。また、TGS STAGEでは、eスポーツのイベントだけでなく、様々なゲームの新情報公開、トーナメント、ステージパフォーマンスなどが行われます。更に、2つの特設エリアである「Indie House」と「ボードゲームワンダーランド」があり、色んなジャンルのプレイヤーの期待を満たすゲーム体験が提供されます。
Indie House インディーズゲームエリア
インディーゲームの人気が高まる中、世界中から優れたインディーゲーム開発チームが次々に登場し、多くのインディーゲームが大衆の注目を集め、今はインディーゲームの黄金時代とも呼ばれています。台北ゲームショウ「Indie House」は、台湾最大のインディーゲームイベントであり、2015年に初開催され、2024年には歴史的な規模を記録しました。総計16ヵ国123組のチームが参加し、150本以上のインディーゲームが展示されました。「Indie House」では、様々な開発中のゲームを先行プレイできるだけでなく、現場で開発者との交流を楽しむこともできます。更に、主催者は2年連続でSTEAMセールを開催し、プレイヤーが現場で試遊後に好きなゲームを特別価格で購入できるようにし、開発中の作品をウィッシュリストに追加することができます。
Board Game Wonderland ボードゲームワンダーランド
ボードゲームでも無限の楽しみがあります。今年で10周年を迎えた「ボードゲームワンダーランド」では、世界中からクラシックなボードゲームや革新的なボードゲームが集結し、公共のスペースでボードゲームを体験できます。ベテランのプレイヤーだけでなく、新規プレイヤーもボードゲームの魅力を深く感じることができます。親子や友達と一緒に楽しめるパーティーゲーム、パズル解き、チーム対抗、カード収集など、あらゆる年齢層のプレイヤーの期待を満たせるボードゲームエリアです。
Taipei Game Show ONLINE
世界中のプレイヤーが地域的な制限を超えて、オンライン上でも楽しめるようにするために、台北ゲームショウは2021年からオンラインプログラムを開始しました。期間中に、ACGゲーム番組「共玩湯」と協力し、プレイヤーが期待する「エルデンリング」や「グランツーリスモ7」などの3Aタイトルの新情報やプロデューサーインタビューなどが公開されました。昨年は、「アーマード・コアVI ファイアーズオブルビコン」、「オクトパストラベラーII」、「Atomic Heart」などの未発売ゲームの独占情報が放送され、更にインディーゲームやボードゲームの試遊レポートも行われました。また、毎年海外プラットフォームと連携して放送し、累計300万回を超える視聴回数を記録しています。